子供の風邪 子供の風邪の場合は、進行させてしまうことがあるので、注意深く行って下さい。ここで紹介するのは、ごく初期や元気が無いとき、疲れているときの処置とします。
★対処法 肌色が青白くなっているときや元気がないと感じたらすぐにタオル温湿布を腹部と肩の付け根、肩甲骨の間に繰り返して下さい。身体の冷えや疲労感が消え、子供に【元気】が甦ります。【元気】…気の元ですから、健康の根本です。
乳幼児や低学年の、むずがる子・泣きやまない子・夜泣き
★対処法 タオル温湿布でお腹を温めてみて下さい。
(赤ちゃんは敏感ですから、ぬる目で数回繰り返して下さい)
○気持ちよければ動きません。
○数回繰り返す内に眠る・おならが出始める。
(赤ちゃんの微妙な反応に注意しながら行って下さい)
お腹を数回温めた後に、背中側を数回温めて下さい。温める時間は、赤ちゃんの就寝時間が良いでしょう。温めてあげることで、寝付きが良くなり熟睡でき、腸の働きが良くなることで、身体の調和が整い、機嫌が良くなります。
○消化不良・残便から来るモノ。
腹筋が弱いですから、腹圧も弱く、便が出にくいことが原因です。便が出ききらなければ、大人でも気持ちが悪いモノです。
上記〈対処法〉で、腸の動きが促進されて改善します。
夜泣き
夜泣きは、癖のようなモノ。眠りが浅い子に多いです。
寝間着の着せ過ぎや、ふとんの掛けすぎに注意して、適切な状況にして下さい。
足が冷えている場合は足をタオル温湿布で温めて、上半身を薄着にして下さい。
ゆっくり・安心して熟睡させてあげることが大切なのです。
癇癪(かんしゃく)を起こす子・引きつけ 癇癪=肝癪とも書き表すことから【肝】が大きく関係しています。また、【肝】は感情の【怒】、【筋肉】、【血】をつかさどるので、白目が青緑色っぽくなってきます。
引きつけは筋肉のケイレンの一種です。
★対処法 小さいお子さんには、緑黄色野菜をすり身にして、他のモノと混ぜて豊富に与えて下さい。就学児のような子供には、酢の物が効果的です(夏以外のキュウリもみは厳禁)。東洋医学的、素直で頭の良い子では豆類を豊富に与えることです。
ミルク変わりに黒豆をジューサーにかけて豆乳にして与えたり、すって離乳食や、コロッケや、ハンバーグの中にも、豆をすりつぶしたモノを入れて、豊富に摂取する。
(説明)
ライオンなどの肉食獣や象などの草食動物と同じで、人間も動物です。肉食中心で育てると、攻撃性が強くなり、やることが無ければ寝ている様なムラ気の多い性格、しかしスポーツなどの勝敗に左右されるモノには適しています。根菜類と豆などの植物性タンパク質中心で育てると、植物同様根が生えたようにしっかりとして、落ち着きのある性格に、少し消極的に見えるかもしれませんが、芯がしっかりしているので、必要なときにはキチンと力を発揮します。
受験時などには、肉食をやめて、植物性タンパク質を沢山食べた子の方が、集中力が増し、落ち着いているので能力が発揮できます。
食事は『命を養うための行為』なのです。嗜好だけで食べたり、カロリーだけでもダメなのです。季節(自然)に合ったモノを、その時期にしっかり食べると言うことを念頭において下さい。
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